戸籍の取得1

弁護士の仕事では,戸籍を集めなければならないことが多々あります。

離婚訴訟,相続に関係する訴訟等では,裁判所に訴訟提起する際,戸籍を提出する等しなければなりません。
また,事件を進めるにあたり,親族関係を戸籍等で確認しなければならないことも多いです。
特に,相続の案件では,相続人調査が必要不可欠です(詳しくは,こちらをご覧ください。)。

一般的には,戸籍は,本人か,本人と一定の血縁関係を持っている人しか取ることができません(本人の代理人として取得する場合は別ですが。)。
他方,弁護士は,職務上請求という方法を用いることにより,血縁関係のない第三者であっても,戸籍を取得することができます。
ただし,職務上,正当な理由がある場合に限られます。

最近,職務上請求した戸籍を目的外に使用したことを理由に,懲戒請求された弁護士もいます。
職務上請求は便利な方法ですが,使途等気をつけないといけないことが多いです。

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