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弁護士法人心 津法律事務所

後遺障害の異議申し立てに関するQ&A

  • 文責:代表 弁護士 西尾有司
  • 最終更新日:2025年10月8日

そもそも異議申し立てって何ですか?

交通事故被害に遭い、後遺症が残った場合、後遺障害等級認定申請を行います。

ただ、申請を行ったからといって、必ず後遺障害等級認定がなされるわけではありません。

非該当(等級なし)となったり、等級認定されたものの自分が考えていた等級と異なることがあります。

そのような申請の結果に不服がある場合、「異議申し立て」という手続きを行うこととなります。

異議申し立てにはどのような方法があるのですか?

異議申し立ての方法としては、以下の方法が挙げられます。

  1. ①自賠責保険への異議申し立て
  2. ②自賠責保険・共済紛争処理機構への異議申し立て

また、上記期間への異議申し立てのほか、等級について争う方法としては、民事訴訟を提起するという方法もありますが、等級認定申請の結果を重視される傾向にありますので、いきなり民事訴訟という方法は得策ではないかもしれません。

異議申し立てにはどのような書類が必要ですか?

必ず必要な書類は、異議申立書です。

形式的には、異議申立書だけでも構わないのですが、一度出た結論を覆すというのが異議申し立ての目的になりますので、新たな資料もなく、異議申立書だけでは結論を覆すのは困難です。

そこで、異議申し立ての内容に応じて、カルテや医師の意見書等、異議申し立ての理由を裏付けるための新たな資料の提出が求められます。

異議申し立てが認められる可能性・確率は?

異議申し立てが認められる可能性・確率は正直高くはないです。

むしろ、低いと言った方がよいでしょう。

2022年度の調査によると、申請件数が1万1604件に対し、等級変更が認められた件数は1509件にすぎず、確率としては約13%に過ぎないのです。

異議申立ては弁護士に依頼した方が良いですか?

上記のとおり、異議申し立ては認められることが難しい手続きになります。

そのため、異議申立書の内容や添付書類については、専門的な知識・経験が必要になってきます。

認定の結果を分析し、いかなる点が不足していたのか、どのような点を主張し、異議申立書を作成し、そのために必要な新たな証拠書類は何であるのかを分析・準備する必要があります。

そのため、異議申し立ての経験のある弁護士に相談し、依頼した方が良いかと思います。

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